2014年11月21日
企業紹介ページ、IR向けページ、特設ページなど、Webで扱うべき情報が飛躍的に増大している現在、企業のWeb担当者が手作業でできる範囲を超えてきている。
今回はWebコンテンツを効率的に管理できるシステム「CMS」をテーマに取り上げる。
最初に、CMSの導入におけるポイントは、ずばり、「ビジネス要件及び業務要件を明確にすること」である。
システム導入後はビジネスと業務、両方の目的が達成されなければならない。
そのため、自社で運営・管理しているWebサイトの数と規模、各所管部署との連携状況などを再確認したうえで課題点の細かな洗い出しを行い、候補に挙げられているCMSが要件を充たしているかの適合性確認を慎重に行う。
要件定義に必要な分析は客観的に行い目標を設定、Web上での成果の可視化、要件を明確にした上で「CMS」「制作会社(外部委託)」の検討へと進める。
制作会社の検討時においては外部委託の内容と作業範囲を明確にすることも重要なポイントである。内容と作業範囲については制作会社とよく相談し、限られた予算とスケジュールの中で折り合いをつけ、追加作業が発生しないよう調整が必要である。
また、「CMSの検討事項」については以下3つを挙げられる。
1. アーキテクチャ(静的CMS、動的CMSの選択)
2. 動作環境
3. 導入実績
上記、検討事項については別の機会に説明したい。
以上、CMS導入についてさわりの部分となるが、Webサイトの規模が大きくなり、各所管部署との連携・ワークフローが複雑になるほど「要件の明確化」が極めて重要なポイントとなることをお伝えしたい。
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