サイトパフォーマンス測定・改善 概要 SITE PERFORMANCE MEASUREMENT AND IMPROVEMENT

概要

サイトパフォーマンスとアプリケーション統合モニタリング

Gomezでは、サイトパフォーマンス(表示速度・稼働率)の客観的測定と改善サービスをご提供しています。サイトパフォーマンスの劣化は、コンバージョン率の低下やユーザーの再訪率の減少を招きます。ユーザーエクスペリエンス(UX)や企業ブランディングへの影響を考えても安定したパフォーマンスが重要であることはいうまでもありません。
加えて、近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)に必要不可欠であるクラウドネイティブ環境へのオブザーバビリティサービスの導入も急速に増えており、Gomezでは、複雑化するITシステム管理に悩まれている方へ、システム全体の可視化と障害時間短縮を実現する「アプリケーション統合モニタリングサービス」をご提案します。

解決すべき課題

・システム複雑化により異常時からの復旧に時間がかかる
・ステークホルダーが多数で監視状況の把握が困難
・パフォーマンス劣化の原因が分からず売上機会の損失

当サービスで解決できる内容

・障害対応時間の短縮・予兆検知
・システム全体の可視化と一括管理
・エンドユーザーの体感・体験の把握と改善

アプリケーション統合モニタリングの要はデータの活用

従来のシステム監視は、エラーログなど監視ツールそのものがサイロ化されていました。
しかし、クラウドネイティブ環境では、リアルタイムに変化するインフラ上のサービス依存関係をログ監視のみで全体把握することは困難です。また、多様な言語やフレームワークへの対応やマイクロサービス特有のコンパクトなソースコードに与えるパフォーマンス劣化の影響は大きな懸念となります。
Gomezでは、「何が起きているか」「どこで問題が起きているのか」「なぜ問題が発生したのか」をメトリクス、トレース、ログという3つのデータを相関づけ、また、連携したオブザーバビリティサービス「Splunk® Observability Cloud」(Splunk Inc.)を、BBSecを通しご提供しています。

Gomezのサイトパフォーマンス

Gomezでは「アプリケーション統合モニタリングサービス」をはじめ、貴社の状況に合わせた各種パフォーマンスサービス、パフォーマンス改善コンサルティングサービスをご提供しています。
クラウドネイティブ環境において、オブザーバビリティの導入はもはや必須です。これまでのモニタリング(監視)だけでは、何が起きているかを知ることができても、それがなぜ起きたのかまではわかりません。システム課題の原因を知ること、その時のユーザ体感を知ることは、今後のアプリケーション運用に不可欠です。

サービス詳細

アプリケーション統合モニタリングサービス

すべてのシステムとデータを包括的に可視化し、分散システム間で発生するパフォーマンスの低下やトラブルの根本原因および改善策をリアルタイムで突き止めることができるソリューションとして「Splunk® Observability Cloud」(Splunk.inc)を提供しています。

「Splunk® Observability Cloud」(Splunk.inc)は、アプリケーション監視、インフラ監視、デジタルエクスペリエンス監視(外形監視およびリアルユーザーモニタリング)、ログ集計、インシデントアラートコール機能などで構成されるオブザーバビリティ(可観測性)のためのソリューションです。従来型の監視に加え、サービスの依存関係やユーザー体感も含めてデータを取得するため、予想外の事態を検出し根本原因を明らかにします。

アプリケーション監視 [Splunk APM]
  • ・アプリケーションの監視とトラブルシューティング
  • ・軽量でオープンなインストルメンテーション
  • ・スタック全体の相関付け
  • ・NoSample™による完全忠実な取り込み
  • ・制限のないカーディナリティ調査 – 任意のタグまたはディメンションを横断するサーチ(UserName、TransactionID、Geographyなど)
  • ・スムーズなUI、分析、ドリルダウン
  • ・組み込みのAIドリブンのアラートとトラブルシューティングの方向付け
ログ調査 [Splunk Log Observer]
  • ・DevOps向けのログ調査
  • ・迅速な着手 + 迅速なトラブルシューティング
  • ・DevOpsユースケース向けの設計
  • ・Splunk Coreを活用
リアルユーザモニタリング [Splunk RUM]
  • ・業界で唯一、エンドユーザーの体験をエンド・ツー・エンドで完全に可視化可能
  • ・Webブラウザからバックエンドサービスまでのレイテンシーを表示
  • ・コアウェブバイタルによるページパフォーマンスのベンチマークと改善
  • ・シングルページアプリのすべての動的要素を測定
リアルユーザモニタリング [Splunk RUM]
  • ・業界で唯一、エンドユーザーの体験をエンド・ツー・エンドで完全に可視化可能
  • ・Webブラウザからバックエンドサービスまでのレイテンシーを表示
  • ・コアウェブバイタルによるページパフォーマンスのベンチマークと改善
  • ・シングルページアプリのすべての動的要素を測定
外型監視 [Splunk Synthetic Monitoring]
  • ・重要なエンドポイントとビジネストランザクションを24時間365日監視
  • ・URL、API、サービスのパフォーマンスを容易に監視し、アラート化
  • ・ページのパフォーマンスとUXを向上させ、業界標準や競合他社との比較も可能
  • ・CICDパイプラインとSLA/SLOレポートへの統合
インフラ監視 [Splunk Infrastructure Monitoring]
  • ・リアルタイムのストリーミングメトリクス
  • ・オンプレミス&ハイブリッド/マルチクラウド監視
  • ・Kubernetesとコンテナ監視
  • ・サーバーレス監視
  • ・事前に構築されたダッシュボードと数百に及ぶ統合機能
  • ・サービスのオートディスカバリー
  • ・高速な分析主導型アラート
  • ・シームレスな詳細分析
  • ・カスタム&高解像度のメトリクス
オンコール(オプション)[Splunk On-Call]
  • ・コラボレーションによるインシデント対応
  • ・インテリジェントなオンコール
  • ・インシデント後分析&レポート
  • ・モバイルファースト

パフォーマンス改善コンサルティング

貴社サイトを外部インターネット環境からDynatraceで測定し、フロントエンド周りを中心に表示速度を改善するための施策を分析、レポートします。システム、ネットワーク面における改善施策は別途お見積もりとなります。

・HTMLソースの精査と不要な記述がないかの確認
・JavaScriptやCSSにおける不要な記述および最適構成の確認(実改修を行う場合は別途お見積もりとなります)
・画像ファイルのサイズ、保存形式における改善策の検討
・アクセス解析タグ、広告タグ、レコメンドタグ等のサードベンダーツールが自社サイトに与える影響の数値化と、極力それらによるパフォーマンスへの影響を抑えるための施策の提案
・Webサーバの設定においてパフォーマンスに影響を与えるものがないかどうかの確認

実施プロセス

1. 現状ヒアリング ITシステム管理の問題点やデータ活用の課題、貴社のニーズをお聞きします。
2. モニタリング対象システムの
選定・分析概要の設計

コアプラットフォームを中心にユースケースに応じて導入サービスを決定します。

オブザーバビリティ(DevOps)

データを完全に忠実に収集・測定し、リアルタイムでのエンド・ツー・エンド分析

IT運用

ITの健全性(サーバ、ネットワーク、DB、アプリケーション等)の統合監視

セキュリティ

セキュリティインシデント、外部脅威、内部脅威、不正へのマシンスピードでの対応

3. パフォーマンスモニタリング システム全体からログ、メトリクスを抽出し問題を検出、リアルタイムダッシュボード、アラート、オンデマンド分析により根本原因を特定し、ビジネスインパクトを改善します。
4. レポートの作成・ご報告(パフォーマンス改善コンサルティング) モニタリング結果および課題改善のための分析を行い、レポート資料にまとめます。
分析結果の報告会を開催させていただき、ビジネスへの影響や改善に関するディスカッションを行います。

期間・料金

期間 アプリケーション統合モニタリングサービスは年間契約となります。
パフォーマンス改善コンサルティングはご依頼からご報告まで約1ヶ月の期間がかかります。
料金 アプリケーション統合モニタリングサービス(Splunk® Observability Cloud 利用)

対象のホスト数や利用サービスによって個別のお見積もりをさせて頂きます。
例えば、下記の構成であれば年額1,200,000円(税別)です。

・WEB/アプリケーションサーバー3台
・DB1台
・リアルユーザモニタリング月間10,000セッション
・外形監視(Synthetic Monitoring)月間3,000回

パフォーマンス改善コンサルティング

1回あたり1,500,000円〜(税別)