2017年9月28日

モーニングスター株式会社
(コード番号:4765)
(上場取引所 東京証券取引所JASDAQ)

代表者 代表取締役社長 朝倉 智也

開示責任者 取締役管理部長 小川 和久

「Gomez投信運用会社サイトランキング2017」の発表について

~三井住友アセットマネジメントが2年連続総合第1位を獲得~

中立的な第三者としての立場からEコマースや各種ウェブサイトの客観的な評価・比較を行うモーニングスター株式会社(以下、当社)は、「Gomez投信運用会社サイトランキング2017」をGomezのウェブサイト(https://www.gomez.co.jp/)で発表しました。

このランキングは、投資家や販売会社関係者等に情報を提供するために投資信託運用会社が運営するウェブサイトのユーザビリティや情報・機能を評価することを目的としており、今回で7回目の発表となります。各社が運用する各ファンドの特色や投資方針、定期的・臨時的な運用経過報告などの情報を的確にユーザーに伝えるために必要な使いやすさや各種機能を、ユーザーの視点にもとづいて設計された100の調査項目により当社のアナリストが評価を行い、総合的に優れた投信運用会社サイトのランキングを決定します。

2017年版ランキングにおける上位10サイトは、以下のとおりとなりました。

順位
得点
サイト名(運営会社名)
前回(※)
1位 8.26
三井住友アセットマネジメント
1位
2位 8.20
ニッセイアセットマネジメント
6位
3位 7.93
アムンディ・ジャパン
10位
4位 7.80
明治安田アセットマネジメント
11位
5位 7.76
大和住銀投信投資顧問
5位
5位 7.76
三井住友トラスト・アセットマネジメント
8位
7位 7.73
三菱UFJ国際投信
3位
7位 7.73
アセットマネジメントOne(旧 新光投信)
4位
9位 7.63
野村アセットマネジメント
14位
10位 7.25
アセットマネジメントOne(旧 みずほ投信投資顧問)
2位

※前回は2016年9月発表

上位サイトの特徴

2017年版「Gomez投信運用会社サイトランキング」の総合第1位は、2年連続で「三井住友アセットマネジメント」が獲得しました。
三井住友アセットマネジメントでは、多様な利用者を想定したサイト作りが特徴的です。ターゲット別に入り口を用意し、各利用者層に合わせて展開しています。例えば、通常モードのトップページには、ファンドのアクセスランキングが表示されています。一方、初心者モードのトップページでは、注目コンテンツのアクセスランキングが配置されています。初心者向けコンテンツも多く用意されており、利用者視点に立ったサイト作りがなされています。

総合第2位は「ニッセイアセットマネジメント」となりました。
全面リニューアルに伴い、サイト内全体の文字サイズが大きくなり、リンク箇所が明確になるなど、可読性・視認性の高いサイトになっています。
また、ファンド情報では、ファンド比較機能が充実しています。運用成績や手数料など様々な角度から比較でき、最大5ファンドまでを同時に比較することが可能です。一覧表のほか基準価額グラフや比較マップ等の機能が用意され、比較しやすく使いやすい工夫が施されています。

総合第3位は「アムンディ・ジャパン」となりました。
アムンディ・ジャパンは、ファンド情報の見やすさ・使いやすさのカテゴリで、1位を獲得しています。ファンド一覧から、お気に入りファンドを登録する際に「登録」ボタンを1クリックすることでお気に入り登録が完了します。その際、完了を知らせるメッセージが出るほか、ボタン名称がすぐに「登録済」と変更されボタン色も変化するなど識別しやすい工夫がなされています。
また、各ファンドページでは、ファンドの基本情報に加えて、インタラクティブに操作できる基準価額チャートやファンドに関連する動画の用意、マーケットレポートへのリンク設置、運用担当者情報として運用責任者の略歴を掲載するなど充実しています。

全体的な傾向

投信運用会社サイトのウェブサイト改善の動きは活発です。今回の調査対象となる68サイトの中で17サイトが直近1年間でリニューアルをしていました。サイト内の基本文字サイズを大きく変更し、サイト内のデザインを統一するなど見やすさに配慮した構成や、顧客本位の業務運営方針など各種方針を掲載し、企業の信頼感・安心感につながる取り組みを積極的に行っています。また、サイト全体をスマートフォンに最適化しているサイトは全体の46%となり、前回調査時の31%から大幅な増加がみられました。利用者環境に配慮したサイト作りを行っている姿勢が見受けられます。

調査概要

調査期間

2017年9月1日~9月15日

(※ランキング結果は、2017年9月15日時点の各サイトに基づいています。)

調査対象

以下のノミネート基準を満たす68サイト

  • 投信協会正会員であること(直販系投信運用会社は除外)
  • 自社ドメインのWebサイト(日本語)を公開していること
  • 自社サイト(日本語)においてファンドの基準価額等を公表していること
  • 自社サイト公開後1年以上を経過していること など

評価方法

本調査では、以下の5つの視点から設定された100の調査項目を基に当社のアナリストが評価を行います。

カテゴリ名称
評価内容
ナビゲーションと情報構造

ユーザーが効率的にサイト内を回遊できるかどうかを評価する項目群です。トップページからの動線、グローバルナビゲーションやローカルナビゲーションなどの配列・メニュー構造・ラベリングなどが評価の対象となります。

ファンド情報の見やすさ・使いやすさ

投信運用会社サイトの主要コンテンツページの見やすさと使いやすさを評価する項目群です。個別ファンド情報ページの掲載情報と構成、関連情報の活用方法、PDFをはじめとしたプラグインの取り扱い方などが評価の対象となります。

デザインとアクセシビリティ

主にWebアクセシビリティへの対応を評価する項目群です。テキストリンクや文字サイズ、色彩のコントラスト、HTML構文などが調査の対象となります。

安定性と信頼感

Webサイトの表示速度・稼働率(安定性)、ユーザーがWebサイトを利用するうえでの安心を得るための取り組み(信頼感)を評価する項目群です。後者は、会社情報、カスタマーサポート、各種方針の開示などが調査の対象となります。

機能性・先進性

新着情報配信やメール、ソーシャルメディアなどを活用した情報発信、スマートフォン対応、用語集によるユーザー補助、そしてNISAのような最新動向・制度解説への対応、ツールの用意などが調査の対象となります。

【本件に関するお問い合わせ】
モーニングスター株式会社 ゴメス・コンサルティング事業部 森澤
電話:03-5338-7436 FAX:03-5338-7435
Eメール:gomez-info@gomez.co.jp

閉じる